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スティル博士の名言016

私はその場で、はっきりとこう宣言した。
すべての神経は、その感覚や栄養、そして運動といった働きにおいて、完全に動脈系に依存しているのだ、と。
もちろん相互作用の法則によって、神経もまた動脈に対して力や栄養、感覚を与えているのだが。

by オステオパシー整体創始者、A.T.Still博士

文章冒頭の”その場”というのは、スティル博士が1874年にオステオパシーの中心哲学である”動脈の重要性”(動脈の法則)を世間に公表した場を指します。

正直言うと、体液循環の重要性を述べることが多いスティル博士があえて「神経について」述べている事に個人的にはちょっと違和感を感じました。
そこで調べてみると、当時の医学界は「神経系が身体機能の中心である」という神経中心主義が支配的だったようです。
この文はそれに対するスティル博士の意見表明だったと思われます。

神経中心主義の医学界に、動脈を中心とした「体液循環中心主義」を断固として宣言したわけですね。
時代背景を知るとスティル博士の発言の意義がさらに強く感じられます。

神経中心主義の当時の医学界に対し、冒頭で”神経が動脈に支えられて存在している”という動脈の優位性を述べ、かつ終わりでは一転して神経が動脈にとって重要である事を述べている。
当時の主流派に対してスティル博士独自の立場を強く主張(殴り込み?)しつつも、後半で反発を少しでも回避しようとしたスティル博士の心の動きが見えるようです。

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