不純な血液を栄養として健康な状態を保つなど論理的に期待できようか?
質の悪い栄養素を含む動脈血が健康な腎臓を構築し維持できるなどと私は期待できない。
そして同様のことがあらゆる身体のあらゆる部位や器官に適用されるのだ。
by オステオパシー整体創始者、A.T.Still博士
“不純な血液”とは、
・栄養不足状態の血液
・老廃物の蓄積した血液
・流れず淀んだ血液
・生命エネルギー不足の血液
これらを指していたと考えられます。
循環を健康の要として考えていたスティル博士が,”流れている物の質”に目を向けたのは自然なことでしょう。
血液の質に対しても考えを深めたいところです。
もっともスティル博士が食事栄養指導をしたという記録はほぼ見つからないようです。
そもそもまだ栄養学も確立されていない時代でした。
さらに主に経済的理由の飢餓が問題になることの多い時代で、一般人が特別な食事を用意するなど困難なことでした。
特にスティル博士の患者さんたちがいた農村部や労働者階級で顕著でした。
そこで摂取するものを改善するよりも、限られた食事からでも最大限の栄養を吸収できるような身体機能の改善が現実的なアプローチであり、そこに整体の意義がありました。
つまり摂取する栄養を改善する方法ではなく,栄養の消化,吸収,分配力や老廃物の排泄能力を「構造的矯正によって」改善することで循環物の”質”改善を目指しました。
このように見てくると、先のスティル博士の名言は血液の質について述べたものではありますが、血液原材料を取り入れる消化器系の健康を取り戻す整体術の重要性を述べている名言であるとも言えます。


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