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スティル博士の名言015

オステオパスは、人体のすべての骨の形状と位置を熟知していなければならない。あらゆる靭帯と筋肉がどの部位に付着しているかも完全に把握している必要がある。血液供給と神経支配についても深く理解していなければならない。
さらに人体システムを解剖学者として理解し、同時に生理学的観点からも把握しなければならない。
身体の構造とその機能を理解すること。これが、オステオパスが知るべきことを簡潔に述べたものである。

by オステオパシー整体創始者、A.T.Still博士

身体を構造面から理解する方法は解剖学、機能面からは生理学です。
(なお、運動学的な視点は構造と機能のちょうど中間的な位置づけです。)

疾患部位の対処検討と正確なテクニック運用のため、臨床では解剖学こそが一番の頼りです。

同時に、人体を一つのシステムとして考える事が治療の幅と深さを加える、とスティル博士は考えました。そのためにシステムとして人体を理解するために生理学を学ぶ。
さらにそれを解剖学と関連させて理解し、臨床に応用する。
先の文でも解剖学と生理学の統合的的理解を求めています。

スティル博士は、生徒にとにかく解剖学の重要性を解きました。
「オステオパシーは一にも二にも解剖学に始まり、最後に学ぶべきも解剖学である」
というのは特に有名な言葉です。

とはいえ生理学を無視していたわけではありません。
「構造は機能を支配する」と述べ、どちらかと言えば解剖学重視でスタートしたスティル博士の考えも、後年になると彼の生徒かつ共同研究者でもあったリトルジョン博士※との意見交流の中で「構造と機能は関係している」と変化していきました。

先の名言もそんな文脈の中で読んでみると、スティル博士の思索の成果が出ているように感じます。

※リトルジョン博士:スティル博士の生徒かつ共同研究者。スティル博士に出会う前からイギリスの大学で正規の医学教育を受けた医師であり、かつ心理学、哲学、神学などの人文科学も大学で修め、教育の実地経験も持つ一流の学者だった。オステオパシーでもスティル博士の直接の生徒であると同時に、卒後すぐに教師に任ぜられ、かつスティル博士の共同研究者としてオステオパシー理論の確立に尽力した。その後もイギリスにオステオパシーを広めた人物。

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