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スティル博士の名言021

もし骨格にずれがあったり、筋肉や神経が圧迫されて自由を奪われているならば、オステオパスはその原因を取り除く。
そうすると調和が生まれ、それは身体全体にまで感じられるのである。

If there are bony variations, if muscles or nerves are oppressed,he [the osteopath] removes the cause and the result is harmony and it is felt throughout the system.

by オステオパシー創始者、A.T.Still博士

オステオパシー整体では血液(およびリンパ)の「流れ」に一番の関心を持っています。
一見ズレや圧迫が問題のように思える場合でも同様です。

従ってオステオパシーでは骨格のずれや、何らかによる筋肉および神経への圧迫が「流れの自由を奪っている状態を問題視」します。

逆に流れが妨げられている状況を改善しさえすれば、症状はもちろん全身状態まで改善する。
それがスティル博士、オステオパシー整体の考え方です。

この「圧迫そのものではなく体液の流れが妨げられていることが問題」という視点。
これは臨床上大変大きな意味を持ちます。

たとえば脊柱菅狭窄症を例に取ります。
この狭窄は脊柱管内側の骨増殖の結果、脊髄神経を圧迫するまで脊柱管が狭くなってしまっています。
この管を再度広げるのはなかなか困難です。
直接的には脊柱管内側の骨を手術で削るなどしかないでしょう。大手術です。
でも管が狭くなることで体液の流れが妨げられているのが根本の問題とみれば、他にもやれることがたくさんあります。
もちろん現代医薬で血流を改善するのも一つの方法でしょう。
でもそれよりももっと直接的に、整体で問題箇所付近の動きを改善→当該部位の体液の流れを促進する方法もあります。
圧迫そのものを除去することは困難でも、正常な体液循環を取り戻す手伝いは我々整体師に可能です。

血液リンパ循環を正常に戻すというオステオパシー的治療視点あってはじめて、器質的に問題確定してしまっている病気に対して自信を持って治療提案ができるようになるわけです。

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