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スティル博士の名言028

便秘を治療するにあたり、私は環椎から始めた。
というのは、後頭骨と尾骨のあいだのどこかに、大腸および小腸への天然の潤滑液の産生と送達を妨げる閉塞的原因を見出すことができたからである。
ここで注意して欲しい。私が頭部から始めて尾骨で終える便秘治療法をここで述べているのは、下痢の治療を成功させるにおいてはこれを逆転させる必要があるためであり、…(略)

In treating constipation I began with the atlas because I could find somewhere between the occiput and the coccyx, obstructive causes that would prohibit the
production and the delivery of the natural lubricating fluids to the large and small intestines.
I draw your attention here to the treatment of constipation,beginning at the head and ending at the coccyx, because of theneed of a reversal of this method in a successful treatment of diarrhea, …

便秘治療の考え方を述べてくれています。

当時に関する前提知識として、胃腸分泌物の潤滑能によって便がスムーズに流されていると考えられていました(消化液や膵液・胆液など)。
また迷走神経(当時は肺胃神経とよばれていた)が腸管の運動と分泌を促進すること、また脳からスタートして胃腸まで分布して大雑把な経路は既に医学界で知られていました。

スムーズに便が流れない理由は潤滑液たる胃腸分泌物が足りないせいだと考えたのでしょう。
腸管分泌と運動を促進する迷走神経を流れる命令をスムーズに腸管に届ける。
迷走神経がスタートする後頭環椎間から治療を始め、神経の通過する腸管までの環境改善を考えたのだと思います。

なお、腸管と後頭環椎間はかなり離れているが関連が深いことは、既に当時治療家の間で経験的にも知られていたことのようです。
同時期にスタート、発展したカイロプラクティックも後頭環椎間を重視してますね。

当時医学界ではすでに頭(脳)を重視し始めていましたから、体全体の司令塔(脳)からの命令の出口である後頭環椎間重視は自然なことだったと思います。

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